リズムやリフに対して過剰に意識的で、しかも同時に勢い一発!みたいな面もあって、
これはかなり面白いバンドが出てきたなと思ってライブは楽しみだった。
計算されて意識的な部分が半分、あとの半分は若さに任せた(まだ20歳そこそこ)激情的なフリーセッションで、そこは予想通りだった。
意外だったのは、きっと誰か司令塔がいてあとはバカテク・プレイヤーの集まりかと思っていたが、そうではなくてメンバー各々が各々のキャラと変態性において音をアウトプットしながらそれをギリギリの整合性でアンサンブルに仕上げていくという、CANみたいなバンドだったということ。
だから「ダモ鈴木」と共演したりしてたのか、とすごく納得できた。
演奏中に、切れたギターの弦をマジシャン風に張り変える芸、というのを初めて見た(笑)。 (山崎洋一郎)
ブラック・ミディの初来日公演を観た
2019.09.08 20:12