去年の10月の初日から何度か見せてもらったが、このツアーは日本の音楽の歴史に残る、偉大なツアーだった。
宮本浩次というアーティストが、ついにその才能と肉体のすべてを開花させたツアーであり、われわれ観客にとっては、ロックも歌謡曲も超えたこれまでかつて見たことのない途方もないスケール感と途轍もないエネルギーを放つ前代未聞のシンガーの誕生を目の当たりにしたツアーだった。
ツアー中盤戦では宮本自身がコロナにかかって先行きが心配されたが無事に復活して、こうして誕生日に代々木競技場第一体育館で盛大に「縦横無尽完結編 on birthday」を大成功に終わらせてツアーを締めくくることができた。ファンは自分のことのように喜んでいると思うし、ホッとしているとも思う。
本当に素晴らしいツアーだった。
JAPANの次号では超ロングページで大総括しようと思っているので楽しみにしててください。（山崎洋一郎）
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