約1年のショートインターバルで、去る5月に再来日を果たしたベック。ただし昨年はソロアコースティックセットでの来日であり、フルバンドを引き連れての来日公演は、実に7年ぶりの待望のステージとなった。ロッキング・オンはそんなベックに久しぶりに直撃! NHKホールのライブレポと合わせて、彼の最新モードを探るインタビューを敢行した。
ご存知の方も多いとおり、ベックは公演日より2週間近く前倒しで来日し、東京や大阪での観光や美食の旅を満喫しまくっていたわけだが、その間になんとか時間を作ってもらって行った今回のインタビュー。ゆえに彼もリラックスしたオフモードで、日本のファンやカルチャーの絆を感じるという話から、ライブの話、今興味のある音楽の話、そしてこれからの話と、ざっくばらんに語ってくれた。
思えばベック自身のキャリアも、近年は一種のオフモードにあると言っていい。現時点での最新作『ハイパースペース』から既に6年になろうとしており、そろそろ彼の「次」が気になるファンも多いはず。ベックはどこに向かおうとしているのか、そのヒントを今回のインタビューから読み取ってみてほしい。(粉川しの)
ベックの記事が掲載されるロッキング・オン8月号