クイーンのブライアン・メイ、フー・ファイターズに精神的な近さを感じると語る

『クイーン・フォーエヴァー~ベスト・オブ・ラヴソングス』11月12日発売

11月12日に新作『ソニック・ハイウェイズ』をリリースするフー・ファイターズだが、クイーンのブライアン・メイはフー・ファイターズにクイーンと似たものを感じると語っている。NMEの取材を受けたブライアンは次のようにフー・ファイターズの魅力とクイーンとの共通点について語っている。

「連中には危ういところがあって、その危うさを失わないようにしているのがすごくいいね。連中のやってることはすごくギター・リフをベースにした音楽なのにそれと同時にやたらとメロディアスなところがとても独特なんだよ。おまけにデイヴ・グロールがメロディを絶叫してくるわけだからね。バンド全体はものすごいよく弾ける連中だし。それと意気込みみたいなところで、きっとぼくたちがかつて持っていたか、今も自負として持っているものとすごく似たものがあるんだとぼくは思うんだけど」

「しかも、メンバー同士でもみんないい友達なんだよね。テイラー・ホーキンスとはぼくも昔からの友達なんだけど、テイラーはぼくにはすごく触発されるところがあって、それはたぶんきっと、テイラーの姿にかつてのぼくたちや今のぼくたちの姿が映って見えるからなんだろうと思うんだよ」

「たとえば、またツアーをやりたいかどうかって問いかけられると、こう思うわけだよ。『もう勘弁してくれよ。ぼくにはぼくの生活があるんだから。わりと平穏に暮らしてるし、今の生活で満ち足りているんだから。家族と一緒にいたいんだよ』などなどとね。でもね、自分の本能が囁いて、こう考え直すわけだよ。『いや、これがぼくたちの生業だから。ぼくたちは確かに音楽を弾く身だから。だから、人前に飛び出て行く。リスクも平気で背負う。安全ネットなど使わずにライヴに臨むんだ』ってね。フー・ファイターズっていうのはまさにそういう存在なんだよね。ぼくたちが立ち戻る原点というのは常にそういうものなんだ。だから、ぼくたちは精神的なところですごくフー・ファイターズに近さを感じるんだよ」