メニュー
TAICHI MASTER
煌びやかに登場! JUN
腰をくねらすマッチョダンサーズ
SUGIURUMN
3人の素晴らしきロックDJたち、3日間おつかれさま!そしてありがとう!!
キラキラ輝くミラーボールの下、宝石のようなたくさんのアンセムでフェスのもうひとつの祝祭空間を生み出し続けてくれたDJ&アコースティック・ステージ。最終日の今日は、開場直後から1秒でも長く音楽と交じり合いたいパーティ・ピープルたちが押し寄せて踊り狂ってくれました。レジデントDJのひとり・保坂壮彦が中村一義“キャノンボール”をスピンした17:55、メインステージでのアクトがあと5分でスタートという時間帯にも関わらず、ブースは超満員状態。早くも入場制限か!?という盛況ぶりでした。
3日間、飛び入り含めいろんなゲストが盛り上げてくれたこのブース、今日も2組のステキな方々が登場! 1組目は元WINO吉村潤改めJUNとTAICHI MASTER! まずはTAICHI MASTERがアンセムに頼ることなく自身のDJテクとビートのみで客をさらっていくストイックなプレイを披露。そして22:08、JUNが登場! “マジックタイム”“サンセットシティライト”+新曲3曲と、どこか妖艶な匂いのするまばゆいエレポップ5曲を熱唱するマジライヴぶり。しかも途中でセーラー姿のあやしいマッチョな外人ダンサー二人組が登場して腰をくねくねさせながら客を挑発しまくり、フロアはさっきまでの爽やかな祝祭空間とはちょっと趣の違う、毒気の混じったパープルちっくな色に染められました。
もうひとりのゲストDJは、フェスの顔役とも言えるSUGIURUMN! 様々な音楽的志向性をもったオーディエンスを束ねる、その奇蹟の手さばきはさすが。みんな、ダンス・ミュージックの色気にとりつかれたように踊っていたと思います。福音のようなビートが2004年の幕開けをさらにゴージャスなものに変容させ、そのまま前田・保坂・片平のレジデントDJタイムへ突入!! 05:15の終演まで笑顔が溢れる空間を創造してくれました。
氣志團“ONE NIGHT CARNIVAL”とアンドリューW.K.のシークエンスが生み出した異様なカタルシス。ミッシェル“ダニー・ゴー”を聴く度に湧き上がる「振り返らずに突き進むための力」。ドラゴンアッシュ“Fantasista”のワールドカップを凌駕する躍動感。ナンバーガール“OMOIDE IN MY HEAD”がおびき出す脳内麻薬……本当にかけがえのない音楽が鳴り響きました。そして、現在の日本にこんなに音楽の魔法があることを喜びあいながらラスト・ソングを迎えました。そう、カウントダウン・ジャパン03/04のラスト・ナンバーはサニーデイ・サービス“Wild Wild Party”!
フェスはこの3日間のためにあるのではなく、残りの362日間を生きて行くためにあるのだと思います。まだまだ2004年というパーティは始まったばかりです。2004年をワイルドに生きていきましょう。しかし、優しさは忘れずに。そんなメッセージと共にDJ&アコースティック・ステージは幕を下ろしました。前田さん、保坂さん、片平さん、3日間ありがとうございました。そして、参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
大きな自然と同化して開放感を獲得する夏フェスとは対照的に、冬フェスは、この巨大で無機質な空間を塗り替えて、異化して、限りない自由と夢を獲得する場です。そして、それは見事に成功したと思います。どのアーティストのパフォーマンスも魔性を帯びていました。会場の熱気もすばらしかったと思います。本日の公式入場者数は2万2千人です。この3日間で最高の動員です。本当にありがとうございました。また来年も開催出来るよう、いろいろ考えながら努力していこうと思います。
夏のロック・イン・ジャパン・フェスは8月6・7・8日の開催です。また夏に音楽の中で待ち合わせをしましょう。それでは、よいお年を!(クイック・レポート班一同)