大晦日のEARTH STAGE5番目に登場したのは、THE BOOMのヴォーカリスト宮沢和史が世界中をツアーで回ったときに出会ったメンバーと結成した10人編成のバンドGANGA ZUMBA！　ひょっとしてこの幕張で初めて出会った人も多いかもしれないが、彼らのワールドワイドな魅力を心に刻みつける、本当に優しくて懐の深いステージだった！　南米っぽいパーカッシヴなリズムに乗って、“Bridge”“BAILA CON GANGA ZUMBA”の2曲でアンサンブルがお互いの立ち位置を確かめ合うように滑り出すと、続く“HABATAKE!”で一気にテンションはヒートアップ。長髪＆サングラスに、ラテン風帽子とレザーベストという普段とは違う格好で歌う宮沢も、様々な楽器を手に持つメンバーも本当に楽しそうだ。そして宮沢和史ソロ曲“チムグリ唄者”を蛇皮線やバイオリンを交えた豪華なアレンジで聴かせると、これはもう、踊りださずにはいられない！　後はラスト “DISCOTIQUE”まで、あふれ出す音の洪水の中でゆらゆらと陶酔するような、そんな素敵な気持ちになれるステージだった。ありがとう！（松村耕太朗）