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今年5月にセルフ・タイトルのミニ・アルバムでデビューを果たした、高橋孝樹によるワンマン・ユニット=PERIDOTS。今回初参戦となる COUNTDOWN JAPANには、ザ・グルーヴァーズの藤井一彦(G)、元レピッシュのTATSU(B)、メガネビジョンのえびちゃん(Dr)からなる新バンドでの登場となった。1曲目はライヴでの人気曲“ナッシング・イズ・カミング”。骨太のバンド・サウンドの上で、高橋の透明なハイトーン・ヴォイスがキラキラと広がっていく。とはいえ、美しいメロディと美しいヴォーカルで構成されているのに、決して「癒し」とか「救い」とかに安易に逃げないのがPERIDOTSの魅力。シリアスさを保ったまま、ヒリヒリと僕たちの心を抉っていく曲たちに、ハッとさせられることもしばしばだ。彼自ら「これは僕とみんなの歌だと思っています」と語るラストの“ライフワーク”までまっすぐ前を見て歌い続けた高橋の凛とした視線に、その本質が如実にあらわれていた。それにしても新曲“フォロー・ザ・スターズ”は名曲だよ!(小川智宏)