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本編前のサウンドチェックからノリノリで演奏、がっつり2曲も披露してしまったつしまみれ。99年に結成、日本のみならずアメリカでも精力的にツアーを続けるガールズ3ピースである。本番の時間になりあらためて登場した3人がSEがわりに歌い始めたのは“歓喜の歌”つしまみれヴァージョン。時事ネタを盛り込んだ歌詞は今日この日のために用意されたもの。年末の風物詩とともに年忘れ爆発ロック・パーティのはじまりだ。1曲目“海老原眞司”ではシンジつながりでジャパン編集部兵庫慎司の名前も飛び出し、いきなり歓声は絶頂に。ぎゃんぎゃん唸るギターとぐいんぐいんうねるベース、そして手数が多いわけではないのにツボを押さえたグルーヴを生み出すドラム。非常にまっとうで強固なサウンド・フォルム。が、そのパフォーマンスの様子がただごとではない。「最高 ――ッ!!!!」「もっとッ!!」と絶叫、髪を振り乱してひたすらリフをかき鳴らしステージを暴れ回るまり(Vo/G)を筆頭に、尋常じゃないテンションでひたすら駆け抜ける30分。忘れようと思っても忘れられないインパクト。いやあ、すごいもん観た。(小川智宏)