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エレキ・ギター1本を抱えておもむろにステージに登場したハナレグミ・永積タカシ。今回はバックバンドを従えず、弾き語りのスタイルでの出演だ。たった一人でステージに立つ姿には、フェスらしい派手な演出や仕掛けはない。それでも彼は、声とギターの響きだけであっという間にフロアを掌握してしまった。
1曲目の “音タイム”から名曲“家族の風景”でグッと客席の心を掴むと、続いてはオリジナル・ラブのカヴァー曲“接吻”も披露。背筋がゾクっとくるくらいセクシャルな歌声だ。「気持ちいいぜ!」と永積はMCで叫んでいたけれど、きっとフロアの全員も同じ気持ちだっただろう。
アコースティック・ギターに持ち替えて披露した“ボクモード・キミモード”では、先ほどEARTH STAGEに出演したばかりのPerfumeの“ポリリズム”のフレーズを差し挟んだりと、彼らしい自由なサービス精神も披露。最後は新曲“光と影”でしっとりと締めくくった。
聴き手ひとりひとりの心にじんわりと染み渡っていくような、プレシャスな歌声とメロディを堪能させてくれた数十分。きっとこの場に集まった人は、みんな幸せな気持ちになったんじゃないだろうか。とてもあたたかなステージだった。(柴那典)
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