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冬の寒さを吹き飛ばすかのような強力ナンバーの3連発“黒点”“茶の花”“The World Is Mine”をいきなり繰り出し、一気にフロアを汗まみれにしたFoZZtone。メンバーの臨戦モードは半端ではなかった。フロア×バンドの相乗効果による盛り上がりは天井知らずで突き進み、“The World Is Mine”では、誰も彼もが腕を振り上げて叫ぶ、鬼気迫る盛り上がりが生まれていた。

 「今年も出られて嬉しいです。みんな最後まで楽しんで行きましょう!」という渡會のMCを挟んで突入した後半は、彼らの奥深い表現力が発揮されたナンバーを堪能させてくれた。特にラストを飾った“the imprinting”は圧巻! ギターのアルペジオと渡會の歌のみのしっとりした冒頭であったが、他の楽器パートが合流すると、急速にダイナミックに展開。エンディングでは爆音が神々しいばかりに広がる、素晴らしいオーケストレーションが誕生していた。そんな音を奏でるステージ上の4人を、息を呑むかのように見つめるお客さん達の姿が、非常に印象的であった。(田中大)