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Nothing's Carved In Stoneに続いての登場は、夏にはひたちなかを沸騰させてくれた“筋少”! お馴染みキッスの“雷神”によるSEがGALAXY STAGEにスタジアムのような熱狂を広げ、「オーイ!」と真っ赤な衣装を纏った“オーケン”こと大槻ケンヂがシャウト――「もう若くないので、古式ゆかしいコール&レスポンスでいかせていただきます。ヘーイ、ヘイヘイヘーイ、ヘイ! グレイト! 今日は楽しんでこーぜー!!」とオーケン。そして、待ってましたとばかりにギター・橘高(祝・昨日が誕生日!)の速弾きから、いきなり“イワンのばか”を投下、怒涛のツー・バス連打がGALAXY STAGEを揺らす! 揺らす!! 「見ろよ、見ろよ! 来年アラフィフを迎えるオヤジたちが、真っ赤な衣装で盛り上げに来たんだぜー! 心意気ってもんを見てくれよ!」とオーケンがさらに煽って、フロアは分かちがたい一体感のもと盛大に腕をウェーヴ。「どんな時でもアウェイの筋肉少女帯だが、もうCOUNTDOWN JAPANはホームなんじゃねーの! やらせてもらうからには盛り上げさせてもらうぜ! 役どころはハッキリわかってんだ。オープニングから2番目、それがどういう意味かと問うならば(「問うならばー!」とオーディエンス)、その後に出てくるアーティストのために盛り上げておけということだよ! 温めてやろうじゃないの! 明日のゴダイゴさんのために! いい“ガンダーラ”を歌っていただくために!」と、ベシャリでも盛り上げまくるオーケン。さらに「盛り上げるために必要なものが何かと問うならば……酒だ! 酒だ! 酒持ってこ~い!!」とオーケン、フロアからのコールにのって景気よくビアーを一気飲み! そして「中年どもイクぞー! 調子にのってラップとかやっちゃうんじゃないの!? でも、ラップのつもりが寸劇にしか見えなかったりするんじゃないの!?」とまくし立て、続く“ワインライダー・フォーエバー”では「ウー! ハー!」の大合唱と共にフロア中にコブシが屹立! 一転、中盤には(体力的な問題もあって?笑)アコースティックで“ベティー・ブルーって呼んでよね”をしっとりと披露。「エビバデ、跳ねられるのかー! あたかもXの体(てい)で盛り上がっていただけますかー!?」と、終盤の“踊るダメ人間”、そして“釈迦”まで、鉄壁にして鉄板のエンターテインメントを繰り広げた筋少。いやぁ、マジ楽しかった!(奥村明裕)