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リハーサルではHUSKING BEE の“The steady-state theory”をちょろっとプレイし、早々とMOON STAGEを沸かせていた磯部正文BAND。本編でも、「磯部正文BAND、はじめます!」とのイッソンの宣誓から“Paper airplane”で急加速! ギターに田渕ひさ子、ベースに戸川琢磨、ドラムスには恒岡章、そしてキーボードに下村亮介と、ソーソーたるメンバーを従えて、“Do We Know?”→“花の咲く日々に”→“ 飛ぶユートピア”と曲を畳み掛けていく。もちろん、オーディエンスもそこに腕を力強く突き上げて応戦! 今年7月にこのメンバーでは初となるライヴを敢行し、その意味ではまだ産声をあげて間もない“新生児”と言える磯部正文BANDだが、10月に発表した1stソロ・アルバム『SIGN IN TO DISOBEY』の制作、そのリリース・ツアーでの日々がバンドとしての自信と滋養の源となり、驚くべきスピードで進化を遂げている。

「どうも、こんばんは。まだ、こんにちは、だ。年末ですね。明日も来るんですか? 明日、例の人、来ますよね?」とイッソンが問いかけ、「明日4649!」と得意のLOW IQ 01ことイッチャンのモノマネを披露。しかもこれが似ている。「僕にはたくさん先輩がいるんですけど、Ken Yokoyamaという人がいて。最近、自分の歌のように歌ってくれてる曲なんですけど、この間、一緒に歌わせてもらったんですよ。スゴかったよ。奇跡みたいで。でも、今日はテメエで歌います。一緒に歩いていこう!」と、我らのアンセム“WALK”、投下! フロアはスゲー勢いでヒートアップし、この日一番といえる熱狂が巻き起こった。続けて、「今日のセットリストがここ(足元)にあるんですけど、“なんとかの風”っていう曲の“風”が、“風邪”になってるんですよ(笑)。スタッフの粋な計らいで。この気持ちを引っさげて、2011年も頑張っていこう! みんなに、新しい風を――」と、続く“新利の風”でも盛大にMOON STAGEを揺らし、メンバー紹介の後、「最後は、この5人で鳴らす“符思議なチャイム”!」と、疾走感バツグンのビートと全開の歌心で大団円! 「ありがとうございました! 最後まで楽しんでってください!」と呼びかけるイッソンに、最大級の喝采が届けられた。(奥村明裕)