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昨年に続き『COUNTDOWN JAPAN』のEARTH STAGE出演のソウル・マスター=トータス松本! 目にも鮮やかな真紅のスーツ姿で意気揚々と登場すると、最新アルバム『マイウェイ ハイウェイ』からゴージャスなアンセム"マイウェイ ハイウェイ"を、「去り行く2010年」と「来る2011年」をまとめて祝福しまくるようなパワーとテンションで絶唱! さらにウルフルズの必殺ナンバー"ガッツだぜ!!"へ雪崩れ込んでEARTH STAGEをでっかく揺らす! さらにもう1曲、ウルフルズの名バラード"バンザイ ~好きでよかった~"を歌い始めると、広大なフロアから大歓声が湧き上がる! 昨年の、マディ・ウォーターズやオーティス・レディングのカバー曲を交えた古き佳きソウル・テイストあふれるエンターテイナーっぷりとは一転、ソロ曲もウルフルズ・ナンバーも交えながら聴く者すべてを歓喜の向こう側へと形振り構わず連れていくソウル・ファイター・モードが、この日のトータスのステージからはびしびし伝わってくる。続いては再び『マイウェイ ハイウェイ』から"クリア!"。ギター×2・キーボード×2・ベース・ドラムの編成から繰り出される鋭利でタイトなグルーヴに、トータスのエネルギッシュな歌が熱いドライブ感を与え、「この年を忘れようぜ。イッツ・クリア! 全部クリアにしようぜ!」「幕張ベイベー!」という彼のシャウトがEARTH STAGEをどこまでも熱く震わせていく。が、MCに入ると「ツアーがおととい終わりましてね。だいたいツアーが終わると、打ち上げが長いんですよね。で、昨日も歌いに行って打ち上げ行って、今日声ガラガラやねんね(笑)」と思いっきりカジュアルに砕けまくるのもトータスらしいところだ。「そやから、発声練習も兼ねて……」と冗談めかしつつも、ハートフルなスロウ・バラード"ミュージック"でオーディエンスをがっつり魅了し、「44歳になったんですよ。ついおとといね。44マグナーム!(笑)」というご愛嬌MCを挟んでダイレクトなロック・ナンバー="ストレイト"で情熱をほとばしらせるトータス。「もう最後の曲です! 歌ってくれるか幕張!」と高らかに熱唱したのは"明星"! 《何もかも間違いじゃない》《たったひとつの輝きになれ》という強く真摯なメッセージが、EARTH STAGEを埋め尽くしたオーディエンスの1人1人を目映く照射するように響き渡った。(高橋智樹)