![](/sp.gif)
![](/sp.gif)
女性アーティストが多い今日のCOSMO STAGE。次に登場するのは、今年デビューしたばかりの二十歳の若き歌姫、舞花。バンド・メンバーを引き連れてステージに現れると、いきなり1曲目は、彼女の名前と歌声を、今年大いに広めるきっかけとなったバラード“心”。一言一言を、丁寧に伝えるように歌っている様子が印象的だ。そしてサビでは、彼女の真骨頂と言える裸の歌心を見せつけ、聴き手の感情を沸点まで高めていく。その力に引き寄せられるように、続々とオーディエンスがゲートをくぐってCOSMO STAGEに集まってくる。ここで「みなさん、こんばんは、舞花です!」とあいさつし、2曲目の“Revolution”へ。がらっと変わって、アッパーで骨太なナンバーだ。ワイルドな歌声の魅力が、ストレートに発揮されている。そして、続いても“スコール”と、疾走感のあるロックチューンを畳み掛けていく。一糸乱れぬ歌声に聴き入るオーディエンス。そして、彼女のエッジの鋭さが表れたかのような“Never Never Never give up”へ。歌い終えて、「舞花~!」という歓声も響く中、「残すところ2010年も3時間ほどじゃないですか? 余すところなく楽しんで、ニューイヤーを迎えましょう!」と笑顔で呼びかけると、バンド・メンバーを紹介。そして、ラストは“never cry”。デビュー・シングルでもある美しいバラードを、会場いっぱいに響かせていく。歌声そのものが何よりも自分の武器であるということを知っているかのように。その熱唱に、フロアにも熱いコブシが挙がっていた。最後は、「ちょっと早いけど、よいお年を!」と両手を広げて去っていった舞花。あっという間ではあったが、その歌声のインパクトを、その場にいた全ての人の耳の奥に反響させ続けるようなパフォーマンスだった。(高橋美穂)
![](/sp.gif)
舞花 のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ