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MOON STAGEのトップ・バッターはN’夙川BOYS! 暮れの祭りにふさわしく、傾きまくったヤツらが三輪車を乗り回しながらステージに登場。「カウントダウンジャパーン! 行けるか? 行けるのかい?」というマーヤLOVEの絶叫とともにライヴは始まった。自分たちを選んで集まってくれたたくさんのオーディエンスに、メンバーも嬉しそう。もともと「リンダ!」「マーヤ!」とメンバー同士が名前を呼び合うコールがステージ進行の慣例となっているだけに、フェスでも馴れ初めはスムーズ。担当楽器をチェンジしまくりながら、フリーキーなロックンロールを連射して、みるみる親密な空気を作りあげてしまった。「初めて作った曲です」という言葉とともに送り出した、ラスト・ナンバーの正統なブルース・フィーリングにこそ、バンドの核があると改めて感じた。(斉藤知太)