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◆LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS (11:00 モビリタステージ)
ゲスト・アーティスト:TOSHI-LOW(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND/BRAHMAN) / ホリエアツシ(ストレイテナー) / オオキノブオ(ACIDMAN) / TAKUMA(10-FEET)

いよいよ開幕したJAPAN JAM 2010。「構想4年、ここに来てくれたあなた達は勝ち組です!」という総合プロデューサー渋谷の挨拶の後、1回目のJAPAN JAMのトップバッターを飾ってくれたのは、百戦錬磨のこの人、LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS。「晴れ男、来ました」という挨拶と共に始まった1曲目の“WAY IT IS”から、この人にしかできないハイブリッドなパンク・ワールドが全開。いなせにして軽快、そしてエモーショナルという、このサウンドはLOW IQ 01にしか鳴らせないもの。すぐさま“SWEAR”に突入し、“五日はまた雪(More Speed Ver)”ではイントロから客席に一面ハンドクラップが巻き起こる。しかし、このTHE RHYTHM MAKERSの3ピース体勢は、まさに「JAM」という言葉がふさわしい。シンプルかつタイトな3ピース・サウンドが、いっちゃんの歌うメロディによって次々と色を変えていく。

もちろん、名曲“MAKIN' MAGIC”では「ラーラララー」の大合唱。「今日はちょっと事件が起きちゃうぞというぐらい、面白いことやっていきます」と言って、ピールを1本空にした後、さらに“F.A.Y.”“SO EASY”といったおなじみの曲を畳み掛けていく。「いっちゃん、カッコイー!」といった声援が飛ぶと、「知ってるから。だから俺ここに立ってるのよ」という、いつものいっちゃん節が飛び出すが、この人、カッコよさということについては本当に説得力が違う。“GOT LUCKY”“T・O・A・S・T”“LITTLE GIANT”と、ショウのハイライトになる楽曲がどんどん演奏されていくが、これで終わらないのがJAPAN JAM。

まず本日一発目となるゲスト、ストレイテナーのホリエアツシが登場。そして、あの“Rules”を歌うというのだからたまらない。サビで一気に疾走するパンク・ビートへと突入するこの曲だが、ホリエは両手でマイクを握り締めて熱唱。2番目のゲストとして軽快にステージに上がってきたのはACIDMANのオオキノブオ。歌うのは“Distance”。その歌い方からミュージシャン同士の親密な距離感が伝わってくる。そして、3人目のゲストの登場となるはずが、チューニング中にちらっと出てきてしまい、会場中から一斉に「TAKUMA」コールが。そう、3人目のゲストは10-FEETのTAKUMA。歌うのは、SUPER STUPIDの名曲“What A Hell’s Going On?”。もうこれは完全に去年リリースされたトリビュート盤の流れなのだが、となると最後はこの人しかいない。ということで、最後のゲストとして上半身裸かつ裸足のBRAHMANのTOSHI-LOWが登場。ステージ上を縦横無尽に動き回るステージ・アクションと共にSUPER STUPIDの“What’s Borderless?”を歌うさまは圧巻。まさに「ボーダーレス」を標榜してきたLOW IQ 01だからこそ実現した、リスペクトに溢れたコラボレーションだった。(古川琢也)

(SE)Heart of Sunrise/YES
1 WAY IT IS
2 SWEAR
3 五日はまた雪(More Speed Ver)
4 MAKIN’MAGIC
5 F.A.Y.
6 SO EASY
7 NEW THINGS
8 GOT LUCKY
9 T・O・A・S・T
10 LITTLE GIANT
11 Rules w/ホリエアツシ(ストレイテナー)
12 Distance w/オオキノブオ(ACIDMAN)
13 What A Hell’s Going On? w/TAKUMA(10-FEET)
14 What’s Borderless? w/TOSHI-LOW(BRAHMAN)