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サウンド・チェックでドリーミーなバンド・サウンドを響かせていたメレンゲ。「お待たせしました、メレンゲでーす!」とヴォーカル/ギターのクボケンジが告げ、そのままステージ本編をスタートさせた。4つ打ちビートの爽やかなギター・ポップ“午後の海”。正午を回った海浜公園にずっぱまりのオープニングだ。続いてはアップ・テンポなナンバーの“ラララ”。その青く眩しいストレートなラヴ・ソングに、パーク・ステージが沸く。ベーシストのタケシタツヨシがここで口を開いた。「3年ぶり? に、帰ってきました!もっとがんばろ……」なんか宣言のところで声が小さくなっていく。すかさずクボが「でも(RIJに)誘ってもらって、ほんとみんなでガッツ・ポーズして、なあ? いっぱい想いを伝えたいと思います」とフォローを入れるのであった。そしてまさにここから、彼らの本領が発揮されてゆく。広がりのある“願い事”、エモーショナルに疾走する“夕凪”と、ヤマザキタケシのタイトなドラミングの上でノイジーかつ美しいギター・サウンドが展開される。最終曲のドラマティックな“うつし絵”には、パーク・ステージの誰しもが酔いしれたのだった。(小池宏和)