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「空、晴れてきたよ!!」とは、hozzyの第一声。ROCK IN JAPAN初見参にしてLAKE STAGEに抜擢された藍坊主。カラリと晴れた青空の下に湖からの涼しい風が吹き抜けるという、最高のシチュエーションでの登場だ。 ピアノのフレーズが印象的な“ジムノぺディック”から始まったステージ。ストレートなエモーションを込めた王道のギターロックながら、“深く潜れ”などでは一筋縄ではいかないヒネりある曲調も見せる。hozzyの伸びやかな歌声に、美しいコーラスワークが重なっていく。冬のCOUNTDOWN JAPANには何度か出演してきた彼らだけれど、その音楽には屋根のない開放的な空気がピッタリ。 「皆さん、両手を挙げてください。それをドラムのリズムにあわせて叩く!」とオーディエンスを巻き込んだ“桜の足あと”、そして最新シングル“名前の無い色”から激しい情念を込めた“言葉の森”。さらにはhozzyがアコギに持ち替えた“マザー”へ。藍坊主の楽曲は、喜怒哀楽を超えた様々な色合いの感情を解き放っていく。だからこそ大きな共感の輪が広がっていく。フェスで初めて観た人も、きっと彼らの虜になったんじゃないかな。 (柴那典)