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「バカモノー!! どうしてこっち来たんだー!! よくこんな孤島みたいなところにきやがってコノヤロー!!」。応える大歓声。さすが増子アニキ、いきなり熱い! というわけで、このステージ初のトリを堂々と飾った怒髪天。初っ端から “酒燃料爆進曲”“労働CALLING”“GREAT NUMBER”と必殺のナンバーを連発してSEASIDEを狂乱の渦に叩き込む。世の中に溢れる様々な「どうにもならないこと」を男気溢れる歌声で思いっきり吹き飛ばす怒髪天のR&E(リズム&演歌)。その真髄がギュッと凝縮されたようなステージだ。「トータス、俺と同い年でさ」とMCに親交も深いウルフルズに触れると、曲中に“ガッツだぜ!”のフレーズを差し挟み「向こうのステージ気にすんな」と歌詞を変えて歌った“ドンマイ・ビート”。この場にいる全員が思いっきり共感しただろう“NO MUSIC, NO LIFE”。そしてラストは「俺たちからのウルフルズへのはなむけですからね!」と“サスパズレ”。「明日から活動再開してもいいんだぜ」と語る増子さんからは、ウルフルズへの本気の友情が伝わってくる。熱くて、笑えて、感動的な数十分だった。(柴那典)