陽が落ちて、ちょっと肌寒いくらいの涼しさに包まれたPARK STAGE。1日目のトリを飾るのはアナログフィッシュ! 「曇ってきたけど、だいぶいい時間になってきた!」という下岡(Vo・G)の声に導かれて、“夕暮れ”のコーラスが森の中へと広がっていく。「ハロー、こちらひたちなかのアナログフィッシュです。聴こえますか? みんなまだ元気あんの? じゃあ、ついてきて!」という下岡のMCから雪崩れ込む“Hello”のビートの強靭さも、「エヴリバディ! こんな素敵な夜は、手を叩いて踊ろうぜ!」という佐々木のシャウトに導かれての“Clap Your Hands!”のコーラスの華やかさも、この会場で見るたびに鍛えあがって、逞しさとポップ感を増しているのがわかる。一度ステージを去ったメンバーが、鳴り止まないアンコールの声に再び登場! 「今年もあと半分だけど、いろんな楽しいことやろう! いろんな楽しいことを探そう! そしてまた、僕たちが一緒になってこういう楽しい空気を作れたら最高だと思います」という下岡が切々と語って歌い始めたラスト・ナンバーは“sayonara 90’s”。どこまでも晴れやかで、感動的なステージが、幕を閉じた。(高橋智樹)
Analogfish のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ