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続いては、大阪からやってきた特攻野郎集団、JAPAN−狂撃−SPECIAL(じゃぱん・くるう・すぺしゃる)がWING TENTに見参! 年末のCOUNTDOWN JAPAN 08/09にも出演してくれた彼らだが、80’sヤンキースタイルのルックスはやはりインパクトがとんでもない。実際、スタート時に集まったのは彼らのファンが半分に、一体どんな奴らか見てやろうと後ろで身構える人が半分くらい。でも、初っ端から“なめんな音頭”“VIVA! なめんなよ”と、ファストなパンク・ナンバーに乗せて彼らのモットー「なめんなよ精神」を爆発させると、徐々にテント内の空気もヒートアップしていく。さらには、つんのめるように突っ走る“カミカゼロード”“No民”でオーディエンスをぐいぐいと巻き込む。向こう見ずな勢いとドタバタなユーモアが、観る人を惹きつけていく。そして「俺らにもマジメな歌が一個あるんや」とプレイした“命花〜MIKOTO BANA〜”ではマイクをフロアに預けてシンガロングさせ、そしてラストは男のロマンに満ちた“朝日”でドラマティックに終了。まるで駆け抜けるような30分。大きなインパクトを残したJAPAN−狂撃−SPECIALのRIJ初登場は、大勝利と言っていいんじゃないだろうか。(柴那典)