陽も傾き、時折小雨もパラつくSOUND OF FOREST。そこに響き渡る、「よく集まってくれました、キャプテンストライダムです! 暑いんだか寒いんだかわかんないでしょ? 暑いんですよ、ここは! 灼熱のダンス天国なんですよ!」の永友(Vo・G)の渾身のシャウト! まずはパワー・バラード“泣きそうに見えるけど”を披露……した途端に、再びFORESTに陽射しが戻ってくる! が、「ロック・イン・ジャパンは10回目ということですけど。1回目、僕は見に行ってたクチですね。途中で中止になって……」という話をきっかけに(?)、どっかで雷様が話を聞いてたかのようなタイミングで再び雨が降り始めたのが面白い。そして、何と言っても、“ブギーナイト・フィーバー”や続く新曲で見せつけた、ソウルでファンクでディスコなグルーヴのスピード違反な疾走感! パーカッション/ギター/キーボードを加えた6人編成で繰り出すラストの“マウンテン・ア・ゴーゴー”は、これまで観たことないほどのでっかい山のようなスケールとダイナミクスで鳴り響いていた。FORESTに「山のように見える〜」の大合唱が響く頃には、雨はすっかり上がっていた。(高橋智樹)
キャプテンストライダム のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ