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さあ、熱量も急激に高まってきた午後のステージ。次に登場するのは注目のニューカマー、plane。冒頭から美メロを炸裂させ、会場を独特の空気に一変させるそのポテンシャルは圧巻の一言。「今日は僕もいろんな気持ちを持ち帰りたい」と語ったVo.の菊池佑介。瞳を大きく開き、笑顔でオーディエンスを見つめながら歌い上げる彼の至福の表情が、確かな「何か」を持ち帰ったことを証明していた。

そしてこの灼熱のひたちなかの数十倍、いや数百倍熱いバンド、No Regret Lifeの登場である。ギター、ベース、ドラムの3ピースそれぞれが、一切の妥協を許さず、ひたすら奏で、叩き、そして歌う。一体ロックンロールにこれ以外、何が必要だと言えようか。止まない喝采の中、嵐のようなステージングを終えた彼らの後には、心地よい風と祝祭のムードがウィング・テント内を満たしていた。(洪弘基)