RHYMESTERのMummy-Dこと坂間大介とSUPER BUTTER DOGのセクシーこと竹内朋康。昨日のSBDのステージでも共演したふたりが、サウンド・オブ・フォレストに再登場! 2年ぶりのROCK IN JAPAN出演となるマボロシである。とにかくセクシーでファンキーでグラマラス。ロックとヒップホップのいちばんカッコいい部分だけを持ってきたような、何とも贅沢な匂いのするユニットだ。2曲目にもってきた最新シングル“超ジェラス”ではCDよりもファストなギター・ワークで観客を煽り立て、“マボロシのほし”では「アガってこうぜ!」という坂間の声に合わせて幾本ものタオルが回る回る。「ラップってこんなとこでやるもんじゃないよな」とか言いつつ、楽しそうなふたり。きたるセカンド・アルバムからはピアノとアコギの音が印象的なノスタルジック・ナンバー“Penny Lane”を披露し、童謡チックな親しみやすさで和ませたあとは、“HARDCORE HIPHOP STAR pt2”“Slow Down!”の2連発でフリーク・アウト! 竹内の奔放なリフに身を任せているうちに、あっという間にライヴは終わってしまった。わずか35分、しかし最高の部分だけをぎゅっと凝縮したショウは、とてつもなく濃密だった。(小川智宏)
マボロシ のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ