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 この3日間でもいちばん暑い!  最終日・真っ昼間のレイク・ステージに、マボロシが特濃のファンク&極太のヒップホップをぶち込んだ。坂間大介=Mummy-Dのキレ味鋭いラップに、竹内朋康のセクシーなギターが光る。さらに“ブレーメン”ではCHANNEL、K.I.N.、CUEZEROが、続く“ファンキーグラマラスPart2”ではKREVAが登場! 「ここでくたばっていいつもりだぜ!」のMCどおり、激辛のサウンドを連発してくれた。

 続くはRIJF4年連続出場の曽我部恵一。今回は「曽我部恵一バンド」としての参戦だ。1曲目“ジューク・ボックス・ブルース”はアカペラで熱唱、“ファイヤーエンジン”はステージ狭しと暴れまわる。時に激しく、時にねっとりとブルージィ。正直、今まで観た中で一番ロックンロール濃度が高い! サニーデイ時代の名曲“青春狂走曲”(のパンク・バージョン)、“サマー・ソルジャー”も飛び出す、 短い時間がもどかしいほどのステージだった。


 そして、ある意味“濃い”アクトが続いてきたこの日のレイクにとって、斉藤和義の表情豊かな歌は一服の清涼剤になってくれたはず。“FIRE DOG”でエネルギッシュに始まったステージだけど、中盤、弾き語りで披露した“歌うたいのバラッド”でもその熱量は変わらない。素朴な声、メロディだけでぐいぐいと聴き手を惹きつけるその才能は、最後の“歩いて帰ろう”まで、いかんなく発揮されていた。(柴那典)


マボロシ

1. 泥棒
2. THEワルダクミ
3. マボロシのほし(EARTH-GO-ROUND)
4. ブレーメンfeaturing CHANNEL KIN, CUEZERO
5. ファンキーグラマラスPart2 featuring KREVA
6. HARDCORE HIPHOP STAR
7. Slow down !

曽我部恵一バンド

1. ジューク・ボックス・ブルース
2. ハルコRock
3. トーキョーストーリー
4. ファイヤーエンジン
5. テレフォンラブ
6. 青春狂走曲
7. STARS
8. サマー・ソルジャー

斉藤和義

1. FIRE DOG
2. 僕の見たビートルズはTVの中
3. 真夜中のプール
4. モルダウの流れ
5. 歌うたいのバラッド
6. モンローウォーク
7. FLY
8. 歩いて帰ろう