昨日は黒猫チェルシーの取材。写真は梅佳代さんによる夜の高円寺、しかも地元住民山崎のお墨付きルートとあって、最高のシューティングとなった。実は、渡辺大知がくるりの岸田から梅佳代写真集をプレゼントされ、とても気に入って今度は別の写真集をドラムの岡本にプレゼントして…というエピソードを当日聞いた。だから撮影前、メンバーはやや興奮気味だったが、撮り始めるとまったくいつもの4人だった。そこがこのバンドのカッコよさ。破天荒でユーモラスで毒気があってでもポップでかわいい、これぞ黒猫!な写真に仕上がっていると思います。
いつもはシャイな4人がこんなに喋るのは珍しい、とマネージャーが言っていたが、インタビューでは、この半年にバンドが体験した紆余曲折について素朴な言葉で生々しく語られた。渡辺は、「セカンドのインタビューなのに、こんな話してたいじょうぶなんですかね?」と心配してた。そんな壁をこえたからこそ生まれた『All de Fashion』、ロックンロールの新しい扉を開く名盤だ。
来月号、絶対チェックしてください。(井上)