――ということは、こんなに幸せな時間を生み出してくれるんだな、と至極感動してしまった。
絵音の歌も感情の溢れるままに素直な表情を見せ、indigo la Endのライブは今、過去最高にエモーショナルで熱く切なく、そして感動的だ。
別れの情景描写はそもそも半端じゃない精度を持っている川谷絵音だが、ある意味クールに統一されていたその手触りがどんどん変わってきている。
そんな変化を引き出したバンドとの蜜月が『藍色ミュージック』には詰まっていたが、その喜びとテンションが表現された素晴らしいライブだった。
本当によかった。
「8月、ひたちなかもよろしく」と4人に声をかけて会場を出ました。