ほとんど完璧なライブだと思った。
他のどこにもないロックバンドの形として、4人の今現在最高のパフォーマンスとして、今までに観た[ALEXANDROS]ともまた違う明らかにグレードアップしたライブだった。
最新作『Sleepless in Brooklyn』はとても音楽的で、表現ハードルの高い、はっきりと洗練された作品だった。
この作品の作品性がよりフィジカルに運動的にただただかっこよく、つまり甚だロックバンド的に表現されていたのはほんとうに驚いた。
単純に言うと、このアルバムってライブで、バンドでやりきれるんだ?ということだ。
あくまで2本のエレキギターとエレキベースとドラムで、研ぎ澄まされた[ALEXANDROS]として、このアルバムの世界観をライブに落とし込むには相当なリアレンジが必要だったはずだし、その実現に向かった4人はこれまでと全く違うバンド像を作り上げるような新たなチャレンジを繰り返したはずだ。
その実験的なやり方が、このツアーを経て、彼らに次の景色と、自分自身の可能性を見せたのだろう。
素晴らしい集中力とバンド的な体力に支えられた、とても音楽的にも贅沢なライブだった。
次はいよいよアリーナツアー。
JAPANも全力で、相変わらずしつこく追っていきます。
[ALEXANDROS]の沖縄公演に密着取材しました。レポはあらためて書きますが、文句なしのライブだった
2019.02.11 14:05