コーチェラからボナルーなどアメリカを代表するフェスのラインアップが今日次々に発表された。ケンドリック・ラマーやフー・ファイターズなどヘッドラインとなるアーティストの中から日本の夏フェスに来てくれるアーティストもいるのか?
期待に胸を膨らませながらラインアップを見てみたい。
1)コーチェラ: 4月14ー16日&21ー23日。
このコーチェラのラインナップが最高。まず2020年に出演する予定だったフランク・オーシャンが約束通りヘッドライン!
フランク・オーシャンはライブをやることが自体が稀で、最後にやったのは2017年のフェスだ。その時NYのフェスで観たけど、いまだに人生で観た最高のライブのひとつに入るくらい特別なライブだった。コーチェラでもあえて3日目に登場で、並ぶのがビョークと言うのも最高。今年最大のニュースになるのは間違いないし、それと同時に新作も出るのだろうか?と言うのも気になるところだ。
さらに、コーチェラのヘッドラインの何が注目かと言うと、初日のバッド・バニーは、ラテン系アーティストとして初のヘッドライナー、2日目のブラックピンクは、Kポップアーティストとして初のヘッドライナーだということ。3日目はフランクだし、つまり、米フェスと言えば、白人ストレートの男性が長年ヘッドライナーを占拠してきたけど、このラインアップこそ、今のポップシーンのメインストリームをしっかりと反映しているものだということ。
チケットがまだ残ってると言うのが不思議だが。1、2週目ともまだ買える。値段は499ドルから。
https://coachella.com/passes
2)ボナルー:6月15ー18日
ボナルーで注目なのは、まずケンドリック・ラマーがヘッドラインなこと。ケンドリックは、去年は次レベルのアーティスティックな試みをした最高の単独ツアーを行った。その彼が、今年はそれをフェスの中でいかに昇華してくれるのか!最大の見どころだ。そして、彼はヨーロッパのフェスなども既にヘッドライナーとして発表されている。本来なら単独ツアーで来てもらいたけど、それが無理なら、なんとか日本の夏フェスにも来て欲しい〜(祈)。
さらに大注目なのは、フー・ファイターズがヘッドラインなこと。ご存知のように去年ドラムのテイラー・ホーキンスが亡くなった後、果たしてバンドの未来はどうなるのだろうと思っていたところだが。去年の大晦日にバンドが感動的な投稿をしていた。そこでの約束通り、早速活動を再開した。さて、ドラマーは誰なんだろうか? これからフェスまでの活動も注目したい。
3)フー・ファイターズ: ボストン・コーリング&ソニック・テンプル:5月26ー28日
フーファイは、ボナルーでヘッドライナーを飾る前に、5月26日にボストン・コーリング、5月28日ソニック・テンプルでもヘッドライン。ボストン・コーリングには、テイラー・ホーキンス追悼ライブにも出演した、アラニス・モリセットやクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジなども出演で、ファミリー感がある。現時点では、ボストン・コーリングが最初ということになるけど、いきなりフェスでヘッドラインなのか、その前に地元などで新ドラマーとライブをやることになるのか注目だ。フーファイにもこのまま日本にも来てもらいたい!
以下、その他に発表されているフェス色々。この中から日本フェスに出てくれるアーティストが果たしているか?
4)Inning Festival : 2月25、26日
5)High Water :4月15ー16日
6)Beachlife : 5月5ー7日
7)Shaky Knees : 5月5ー7日
8)Kilby Block Party : 5月12ー14日
9)Sick New World : 5月13日
10)Welcome to Rockville : 5月18ー19日、20ー21日
11)Hangout : 5月19ー21日
12)ボトルロック:5月26ー28日
13)Adjacent Festival : 5月27ー28日
14)Hinterland : 8月4ー7日
15)When We Were Young : 10月21日
実は日本の夏フェスに来そうなバンドを占うには、ヨーロッパのフェスのラインアップも紹介したいところなのだけど、今回はとりあえず米フェスのみで。
今年も始まったばかりだけど、既に夏フェスが楽しみだ!
ロッキング・オン最新号(2023年2月号)のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。
Instagramはじめました!フォロー&いいね、お待ちしております。