今日はスウェードを観た!


そして来日ラッシュは続く。
今日はスウェード@AX。

とにかくブレットのキレキレっぷりから目が離せなかった。
冒頭、ステージの中央に当てられたピンスポットにすっと入って歌いだすところまではエレガンスそのものだったのだが、それからはもう激しい動きが止まらない。
3曲目には、白いワイシャツも汗でずぶ濡れて、スケスケになっていた。
でも、そんなブレットは本当に素敵だった。

思えば、自分がスウェードの単独公演を観るのは学生時代、ロサンゼルスで観た『ドッグ・マン・スター』のツアー以来(サマソニでは観ているけど)。
あの頃、ブレットはジャンプしまくったり、コーラスを歌うたびに“シング・イット!”とシャウトしまくったり、フォトピットにしょっちゅう下りてきたりはしてなかったと思うが、それでも違和感バリバリの強烈なオーラを放っていたのは今と同じ。
完璧なルックスとスタイルに恵まれてながら、メインストリームからほど遠い存在でありつつあるのがブレットでありスウェードなのだ。
フェイバリットが連発された本日のセットはファンにとっては極上そのものだったけど、やはり大衆的と言えるものでは決してないし、初めてスウェードを観た人はブレットの、あの見た目からはなかなか想像できないはじけっぷりに相当違和感を感じたんじゃないだろうか?
旧作のヒットはもちろんのこと、復活作『ブラッドスポート』の力強さもちゃんと誇示したスウェード。ホントにいいライヴだった。

ちなみにアメリカで観たころのスウェードは、権利関係の問題でLONDON SUEDEという名で活躍していた。
そうプリントされたTシャツを買ったんだけど、今はどこにあるんだろう?
今度探してみます。(内田亮)
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