豪雨の中、朝まで続けられたロックイベント「BEATCHILD」のドキュメンタリー映画の試写を観た。
尾崎豊、ブルーハーツ、佐野元春、BOOWY、ストリート・スライダーズ、レッド・ウォリアーズ、岡村靖幸、ハウンドドッグ、渡辺美里、白井貴子らの演奏はもちろん、前日リハや当日の楽屋での様子などが収められた貴重な映像だ。
ちょうどJAPANを創刊した翌年で、僕は行かなかったが、当時はその悲惨さを行った人からいろいろと聞かされた。
その全てがこの映画で確認できた。本当に凄まじい状況だったことがわかる。
これだけ豪華な出演者の雨の中での熱演や、楽屋での緊迫した素顔が見れる映画なのにもかかわらず、最も印象に残ったのは参加した7万人のお客さんの姿だ。
雨と寒さと闘い、朝までの長い夜を頑張り抜いた観客の姿、そして、それでも音楽に熱狂する姿だ。
「史上最低で最高のロックフェス」というコピーが付いているが、行った人だけが本当にそれを実感したのだろう。