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開演予定時刻から遅れること25分、ステージ裏からの「いくよ~」という声とともに満を持してSBKのライヴがスタート! 一時期レコーディング作品では独自にエレクトリック・ビート・ミュージックの可能性を追求しながら我が道を突き進んでいた彼らだが、やはりSBKの醍醐味はSHIGEOの脳天ヴォイスとぶっといグルーヴがダイレクトに肉体を直撃するライヴ。最初のMCで「SBKは解散してません!」と一部で無責任に囁かれている噂に対してキッチリと釘を刺していたが、全7曲中6曲が最新アルバム『RED FLASH』から披露された今回のセットを体験すれば、彼らが過去でもなく現在でもなく相変わらず未来だけを見据えているバンドだということがわかるだろう。特に中盤の“I see you,but you don’t see me”“drain”のヘヴィなメランコリアは、SBKが無尽蔵な衝動とヴァイタリティを抱えた音楽集団だということをギャラクシー2に詰め掛けた大勢のオーディエンスに改めて知らしめたはずだ。そしてやはり後半はSBK十八番の狂騒パーティー・タイム! 2004年へのカウントダウンの瞬間まであと1時間を切って、早くもフロアは沸点ギリギリまで高まってきた!(宇野維正)
プット・ユア・ハンズ・イン・ジ・エアー!
2003年はロックな1年でした!