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その確固たる演奏力とフロア全体をひとつにする圧倒的なグルーヴ感で、「ライブバンド」として高い評価を獲得しているWRONG SCALEの登場だ。トリプルボーカル&ツインギターをそのサウンドの核に置き、パンクもパワーポップもエモも、そしてジャジーなテイストも鳴らし、曲ごとにそのサウンドを巧みに七変化させる彼ら。ファーストナンバーの“Trace of grief”でオーディエンスのテンションはいきなり沸点へ。拳を突き上げながらその珠玉のサウンドに身を委ね、そしてジャンプ!ジャンプ!の嵐。すごい! 中盤に名曲“flames laid out”を叩きつけたかと思えば、後半はもう怒涛の肉弾戦。“The day rain changes to the rainbow”“cheating others”、そしてラストは“p.s moved out”と、もう、さながら「ジャンル見本市」と呼びたくなる多彩で濃厚な展開。これぞ、ライブアクト!と叫んでしまうほど圧巻のステージだった。完勝!(洪弘基)