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CDJ幕張2日目のEARTHステージも早くも折り返し地点に差し掛かり、ピンスポなしでダーク基調なステージに登場したのはBOOM BOOM SATELLITES……なのだが。ガキン!ゴキン!と硬質なストロークで肩慣らしの冒頭からいきなりカッコ良過ぎ!!! 純然たる「普通の」ロック・バンドよりギターの出音が遥かにカッコ良過ぎ!!! 抱えたフライングVはダテじゃないのである。今更ブンブンをダンス・ロックとかいうカテゴリーで語るのはナンセンスだってことを、ギター・バンドとしても破格のプレイヤビリティを誇るそんな中野と川島の勇姿が何よりも饒舌に告げていたと思う。MCらしい MCも挟まずに淡々と、しかし音の力だけでオーディエンスを容赦なく煽り攻め立てていく彼らのステージは、年越しロック・フェスのお祭りノリ中にあって明らかに異質だった。しかしエゲつないぐらいアッパーなパーティ感覚も彼らのビートの核であって、特に後半の打ち込みを多用したナンバーでは、快感原則に則って滅死状態で踊り狂うオーディエンスがフロアを埋め尽くし、とんでもない磁場を生んでいた。すごい!圧勝!(粉川しの)