開演前から満員のCOSMO STAGEに19：00、全身黒ずくめの泉谷しげる登場！　「おらあ！　乱入だ乱入！　１曲しかやんねえからな！　ざまあみろ！　しかし、その１曲が長い！」とあの国民的べらんめえな口調でぶちまけ、そのまま“野生のバラッド”30分１曲勝負へ突入！　タイトなバンド・グルーヴに乗せて歌い上げながら、「おい幕張！　明けましておめでとう！　明けちまえよ！　さっさと明けちまえ！」と呼びかけながら、フロアに合唱を求める泉谷。「何だらだら歌ってんだバーカ！　ウワーッてやるんだよ、ウワーッと！……（もう１回合唱）……できんじゃねえか！　泣いちゃったよ。いいか！　感動は強制だ！　今度はジャンプだ！　いいか、幕張の天井の幕を突き破る勢いでジャンプするんだ！」と生粋のドSなアジテーターっぷりを発揮。「この曲はな、こんな感じでやってたら１曲 40分かかっちゃうんだ。普通にやったら10分で終わるんだ！」と爆笑を誘いつつ、COSMO STAGE一丸となって大団円！……のはずが、「しげるー！」コールが鳴り止まない！　精魂尽き果てた様子の御大、苦笑しつつも“僕のそばにおいで”をアカペラで披露。どこまでもエンターテイナー気質の塊の御大だった。（高橋智樹）