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今年秋のニューアルバムリリース以降、積極的なツアーを重ねながらその鋭さと懐の深さを同時にスケールアップしてきた4ピースバンド、8otto(オットー)。2008年の締めくくりとしてこの幕張にやってきてくれた彼らは、やはり気合十分だった。1曲目“MACHINEGUN BEAT”で場を温めると、続く“Bomb”“Counter Creation”“N.Y.P.”という攻めの流れで会場は一気にヒートアップ。ザクザクと攻撃的に刻まれるリフと、マエノソノの妙にひんやりとした洋楽っぽいヴォーカルの絡み合いが、殺気のようなグルーヴを遠慮なしに生んでいく。ゴツゴツとした音の耳触りと、4人がぶつけ合うアンサンブルの生々しさ。そこにロックとしか言いようのない色気が漂うのが彼らの魅力だ。あっという間に駆け抜けたラスト8曲目は“We Got Viberation!!”のシャウトで始まる”Voo Doo バウアー”。マエノソノが立ち上がってドラムを叩きまくり、“俺たちは、今、音楽を作ってんだよ!”と熱くシャウトすると、轟音の渦が会場を包んだ。まだまだ底知れない彼らのパワーを感じさせるライヴでした。(松村耕太朗)