3日目のMOON STAGE、トップバッターには佐渡島出身、22歳のシンガーソングライター・上松秀実が登場!キャップにロングヘアのギャルな戦闘態勢でステージにあらわれた彼女は、早速“トラウマ”を披露。心地良い強さで伸びていく歌声をR&Bのトラックに乗せ、今の時代をひたすらに暴いていく。その有無を言わせない圧倒的な存在感と、会場中に満ち満ちて行く尋常ではないムードに吸い込まれるようにして多くの人がMOON STAGEに集まってきた。シングル曲以外にもインパクト大だったのが「4年間付き合っていた大切な男がいたんですけど、その人のことを歌います。みんなも大切な人のことを重ねながら聴いてください」と歌われた“りょうくん”。もう完全に名指しのラヴソングで、彼女が感じた彼の全てを、彼を見つめることで感じた愛を、いきがって歩く男の子がいる街の風景を歌い尽くした。最後はにこやかに「来年はまた心機一転。初心を忘れない気持ちで、今日はデビュー・シングルでお別れしたいと思います」とリラックスしたムードで“Dear My Friends”。彼女がステージを去った後もみんなが呆然と立ち尽くすような衝撃が走っていた。(上野三樹)
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