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 3日目のトップバッターに登場したのはAPOGEE。大城がまずはフロアをパチリ!と写真撮影して歓声が上がる。そして届けられた1曲目は、いきなりの必殺チューン“アヒル”であった。一心に想いを込めながら、透明感たっぷりに歌う永野、サイケデリックに浮遊するシンセ・フレーズ、強力にダンサブルなビート…これらをじっくり浴びたら、うっとりしながら踊らずにいられない! まだ13時過ぎだというのに、まるで真夜中のダンス・フロアのような風景が、満杯のCOSMO STAGEに広がったのであった。

 「3回目の出演です。今年はリリースがないからダメだと思っていた(笑)。もっと頑張れ!と言われると思って新曲を持ってきました」、“ゴースト・ソング”の後に永野は語っていたが、セットリストに含まれていた新曲はなんと2曲! 4人のアンサンブルから生まれる圧倒的なドラマ性と抜群のグルーヴが大いに発揮されているナンバーであった。リリースされるのが楽しみだ。

  ラスト・チューンは“夜間飛行”。しっとりしたメロディに酔いしれつつも、いつの間にやらエネルギッシュに発熱してゆく様が快感! 大満足の幕切れとなった。(田中大)