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 来年で20周年を迎えるフラワーカンパニーズは、最強のロックンロールを冒頭から大放出! 1曲目“ロックンロール・スターダスト”の時点から全力投球のサウンドを炸裂させていった。ビートに合わせて腕をタンバリンで連打した鈴木圭介、グルーヴィーなベース・プレイと軽快なステップを連発したグレートマエカワ、かっこいいギター・プレイの塊であった竹安、ミスター小西のワクワクせずにはいられないドラミング…これらが一体になって生まれる至高のロックンロールを浴びて、お客さん達は盛り上がりっぱなしであった。  素晴らしきロックンロール・バンドへのリスペクトの想いがフロアに広がったところで最初のMCタイム。「こういう早い出番は始めて。終わった後にご飯をたくさん食べられるのが嬉しい。楽屋エリアに寿司屋があるんだけど、大トロを全部食べてやろうと思います」…折角冒頭はかっこよかったのに、一気にカリスマ性の欠片もない鈴木圭介のMCが飛び出し、熱かったフロアは一気に和やかムードとなってしまった! …まあいい。なぜなら、演奏が始まれば、やっぱり彼らは最高のバンド! 心にグッと来た“この胸の中だけ”“深夜高速”を経て、終盤は再び熱いロックンロール・タイム! “馬鹿の最高”が客さん達に一気に火をつけ、ラスト・チューン“真冬の盆踊り”は、<ヨサホイヨサホイ~>と誰も彼もが手をヒラヒラさせる盆踊りタイムとなったのであった。いやあ、本当に楽しかった!(田中大)