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さて! ある意味、今回の「COUNTDOWN JAPAN 11/12」の一大注目ポイントがここだ。
体調不良でキャンセルとなったCoccoの代打として急遽登場するのは、我らがフラワーカンパニーズ!(どの辺を指して“我ら”というのか書いててよくわかりませんが、この際、細かいことは気にしない!) フラカンがEARTH STAGEに登場…こういうことがあるから世の中わからない…いや、面白い!「長生きしてみるもんだ…」そんな感慨で始まる前から早くも感無量になってる筆者だが、それはおそらくメンバーも同じじゃないだろうか。
ステージは予想通り、ノッケから異常なハイ・パワーの放出で幕が切って落とされる。1曲目“馬鹿の最高”のイントロから、グレートは赤いシールドを縦横無尽に振り回してステージ上を走り回るわ、圭介の白シャツ&黒ネクタイが妙にフォーマルで似合ってないわ、音圧だけでなく視覚的にもテンション暴走状態。のっぴきならい雰囲気を察知したオーディエンスが、わらわらとEARTH STAGEにダッシュしてくる絵は、経緯が経緯だけに「あってはならないこと」を覗き見しているような快感に包まれる。

冒頭MCで圭介が「知ってるとは思いますが、本日、代打で―す。この話来たの、ギリギリだ~。年末だからね、忙しかったんだけど…“お笑いダイナマイト”と“黄金伝説”を見ようと思ってたんだよ! でも、また何かあったら連絡くださ~い。3時間前までOK。すぐにあなたのそばにかけつけます!」と、妙な遊びを覚えた困った子供のようなことを口走るなど、テンションがヘンな方向に振れているのは明らかな彼等だが、とにもかくにも上機嫌ゆえに演奏が声がやたら調子いいのは確か。そのまま続けざまに“切符”“深夜高速”“東京タワー”と、エネルギーの濃さこそ命の情念ナンバーが連発で投下されたのだが、ショーアップされた華やかさは皆無、しかし生命力の迸りだけは誰にも負けない、そんな情念の渦巻きがかつて誰も体験したことのないEARTH STAGEという巨大なスケール感で放たれていく光景…。それはもしかしたら「COUNTDOWN JAPAN」史上初とでも言えそうな、もっといえば何十年に1回という貴重ライブじゃないか?という感慨さえ湧き起こす、不思議にして、でもやっぱり美しい瞬間だった。

最後のMCタイムでグレート曰く「こんなデカいところでやるのは室内では確実に初めてですね。(中略)これに調子に乗って、次回もここでやりたいと思います!」。おいおい、グレート、冗談とはいえちょっと気が大きいぞ!と思っていたら、すかさず、圭介が一言。「ワンマンでね」。
もちろん場内爆笑。あんたら、最高の代打!(小池清彦)