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いよいよ今年も残すところわずか30分。泣いても笑っても、あと30分だ。大きな期待を背負ってMOON STAGEに現れたのは、今年結成20周年のフラワーカンパニーズ! おなじみの素肌にオーバーオールといういでたちのグレートマエカワ(B)を筆頭に、大きく手を上げて登場したフラカン。夕刻にEARTH STAGEのGO!GO!7188のライブにサプライズ出演し、既に十分過ぎるくらいホットにあったまった鈴木圭介(Vo)が叫ぶ――「MOON STAGEへようこそ! イキますか? イっちゃいますかー!?」。そして一気呵成に“恋をしましょう”へ! 「♪愛してるよ! 愛してるよ!」と鈴木の先導でフロア中のハンズが左右にスウィング! お次は弾む“どしゃぶり地獄”のリズムでオーディエンスが上下にバウンス! いきなり沸点越えの熱狂を立ち上げてみせる。「2009年最後のライヴ! 今年は結成20年! 2009年一年分の愛をみんなに伝えた~い!……って、時間ダイジョウブ?? 気になっちゃうね(笑)」と圭介。さすがにプレッシャーもあるようだが、満場のお客さんを味方につけ、名曲“深夜高速”では無数のコブシを突き上げて≪その時≫に向かって爆走する。直前には一旦クール・ダウンして「2009年、何が印象的だった?」と圭介が問えば、「11年ぶりに野音のワンマンができたんですよ!」とグレート。続けて鈴木、「いろいろあったよなぁ、泰葉のこととかさ」って、いろいろあった中でそこかい! と突っ込まずにいられない掛け合いが続くうち、早くも30秒前! ちょっと慌しくカウントダウンに突入し、カウント・ゼロと同時に盛大にキャノン砲発射!(ステージ・バックには紅白の垂れ幕が!) そして濛々と焚かれたスモークの奥から現れたのは着物姿の4人と「笑点」のセット!(ローディーさんが山田くん役!笑)。「フラカンのライヴとかけまして、故郷とときます――その心は、いつでも帰ってきてください!」、「フラカンとかけまして、読売巨人軍とときます――その心は、永遠に不滅です!」、「グレートマエカワとかけまして、北京原人とときます――その心は、進化の途中です!」と圭介が爆笑謎かけを連発して、「新春一発目、踊るかー!?」の叫びから“真冬の盆踊り”に突入。ビークルのタロウ&ケイタイモ、POLYSICSのフミ&カヨ、GO!GO!7188の3人も乱入し、MOON STAGEは狂騒的な新春盆踊り大会の様相を呈した。エネルギーの内部留保一切なしにブッ放してくれたフラカン。最高のカウントダウンをありがとう! (奥村明裕)