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さあ、COUNTDOWN JAPAN09/10、いよいよこのCOSMO STAGEのカウントダウンを務めるアクトの登場である。オープニングSEのジャクソン5“アイ・ウォント・ユー・バック”に揺れるこの3連アフロは、鶴だ。何しろ鶴である。目出度さで言ったらぶっちぎりなのである。3人を挟み込むようにステージの上手・下手にはデジタル表示のカウントダウン・ヴィジョンが設置された。「こんばんはマクハリー!」という秋野の挨拶とともに繰り出されるのは“ダイナマイツ勘違い”である。「フード・エリアの人! 始まってますよー!」の恒例シャウトも早々に飛び出した。“踊れないtoフィーバー”のイントロでは、秋野が“お正月”のメロディをブルージーにプレイしてオーディエンスを沸かせているが、そんな余裕かまして時間配分は大丈夫なのか? とちょっと心配になる。「そうこうしているうちに残り3分切ってしまいましたー! じゃあ今年最後の鶴ポーズを。はいこんばんは!」「鶴です!」と慣れたもののオーディエンスが頼もしい。09年、10年の干支にそれぞれ敬意を表して「牛です!」と「ガオー!」のスペシャル・パターンも追加されたが、ここでいよいよカウントダウンの瞬間がやってきた。10秒前からフロアにコールがこだまする。「4、3、2、1、パーン!!」華やかなリボン&紙吹雪キャノンの発射とともに、2010年の幕開けである。おめでとう! 年明けと同時に鳴らされる“アイタリナイ”では、色とりどりの風船も頭上に降り注いだ。「改めて、あけましておめでとうございます。来年は干支に鶴が加わるように頑張るよ。では、皆さんのご健康とご多幸をお祈りして、一本締めを。よーお!」「パン!!」と目出度いものづくしのステージである。3人のダイナマイト・ソウル・マシーンは“小さくても世界は変わってる”で笑顔まみれのダンス・フロアを構築し、“Tonightはパーティー”のラストでは何とステージに巨大な書初めセットが持ち込まれ、神田が2010年の抱負を記す書初めを行った。彼が書いた一文字は「矢」、その心は、「2010年はみんなのハートに突き刺さっていくぜ」「一本の矢も三本集まれば折れないぜ」ということだそうだ。いや、盛りだくさんのカウントダウン・ライヴだった。(小池宏和)