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いよいよCOUNTDOWN JAPAN 10/11の開幕! COSMO STAGEのオープニングを飾るのは、今年で結成21年目を迎えるフラワーカンパニーズ! 昨年MOON STAGEのカウントダウンを託された彼らが今年はトップバッターとして登場だ。「COSMO STAGEへようこそ! 行きますよー!」という鈴木圭介(Vo)のシャウトで口火を切ったステージは1曲目の“ラララで続け”からフルスロットル。「♪ラララ~」という圭介のアジテートにフロア中の手がスイングする。さらに“切符”“チェスト”と、今年11月にリリースされたニュー・アルバム『チェスト!チェスト!チェスト!』からの連打。地を這うような竹安(G)のリフから、一気に天空へ突き上がるような"切符"も、重厚なビートと共に序盤から抜けの良いロックンロールが放たれる“チェスト”も、お祭りを盛り上げるにはピッタリな楽曲。気づけばフロアは大入りの観客で埋まっている。
「平日の初日トップ! 今日は7時半に起きたよ。あっという間に終わるけど楽屋でいっぱい食べて帰りたいと思います。正月3日分まで持って帰れるぐらい、タッパーとジップロック持ってきたからね」というMCで笑わせた後は、一転してしっとりとした雰囲気に。感情の原石を取り出したような“感情七号線”のキラキラとしたメロディが、圭介のハスキーな歌声で紡がれていく。無理に立派なことを言おうとしたり、格好つけたりなんていう意識とは皆無のストレートな唄。それをキャリア20年を超えたバンドが、カラダを大きく揺り動かしながら情熱のままに叩きつけていることに、胸を熱くさせられる。右足指の骨折により3ヶ月ほど戦線離脱していたミスター小西(Dr)が、スティックを大きく振りかぶってビートを刻んでいる姿も印象的だった。お馴染みの素肌にオーバーオールという出で立ちのグレートマエカワ(B)を圭介がイジり、「もう俺ら50だよ!」という自虐(?)トークを展開したあとは、“終わらないツアー”で再びフロアの熱は急上昇。そしてラストは鉄壁のキラー・チューン"真冬の盆踊り"!! 「♪ヨッサホーイヨッサホーイヨッサホイホイ!」の掛け声で、楽曲タイトルよろしくCOSMO STAGEを真冬の盆踊り会場へと変えて大団円を迎えた。しょっぱなから、あっついエネルギーでCOSMO TAGEを満たしてくれたフラカン。「よいお年をー!」と告げてステージを去った4人に向けられた大きな歓声が、わずか30分間のステージに舞い降りた興奮の大きさを物語っていた。(齋藤美穂)