REO HOUMAN(Vo)がスタンドからマイクをもぎ取って腕を掲げ、「asphalt frustration始めます!」と高らかに宣言し、1曲目"sunny day"がスタート。DAISUKE GOTOH(Synthesizer&Keyboard)が前のめり体勢で奏でるシンセが酩酊感を激しく誘いつつ、手拍子とダンスの輪がフロア一杯に広がっていった。スピード感たっぷりのタテノリで揺らした"save my truth"、華やかなメロディとカラフルなエレクトリック・サウンドが快感だった"beautiful"といった具合で絶好調で突き進み、 新曲"Money makes the world go round"へ。胸に深くグッと来るメロディと、スピーディーなビートの融合の仕方が、ものすごくスリリングな曲だった。"we have time"は、ステージとフロアの双方がクラップの嵐となった。asphalt frustrationのお客さんを楽しませるパワーは、とにかく凄まじいものであった。 「みんなの前で歌ったりギターを弾けるのは幸せなことです。ありがとうございます。まだ盛り上がれますよね!」というREO HOUMANのMCを経て"sunrise"へ。この曲のサビでは、お客さんの掲げた腕がエネルギッシュに揺れまくった。"like snow-slug ver-"では、DAISUKE GOTOHが肩からストラップで吊るしたシンセを弾きながらステージの前線へ飛び出し、お客さんを何度も煽った。その気迫に応えて、お客さんはさらに炎上! ラストの"223"はパンキッシュなハジケ・パワーで場内全体が包まれ、ムーンステージは完全燃焼のフィニッシュへと突き抜けたのであった。(田中大)
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