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COUNTDOWN JAPAN初登場となったMINMI。デビュー当初からその驚異的な音楽的反射神経でレゲエ・シーンを牽引する存在となった彼女だが、圧巻の実力を証明するステージだった。“Dream Lover~真夏のオリオン”のメドレーで歌に乗せてCOUNTDOWN JAPANに向けて語りかければ、一斉に場内のタオルが回りだし、“サマータイム!!”で一気にEARTH STAGEは常夏空間に。歌いながらも観客を引っ張るアジテーションも忘れない。楽曲の後半では「めっちゃヤバイ!」というコール&レスポンスを挟んだ後、次に演奏されたのは“アベマリア”。世界中で歌われてきたあの神秘的な旋律からレゲエ・ビートに突入し、最後はEARTH STAGEに巨大なウェーヴを作り出す。そして、「夢を叶えて、来年もう一度ここに集まろうぜ」と言って始まったのは、昨年の年末のために作られた“初夢”。MINMI自身の来年の夢は、「来年1年のあいだに海外で33本のライヴをやること」と語っていたが、その姉御肌たっぷりの率直なMCは問答無用で観客をつかむ力がある。自分の両親の仲が悪かったことや、沖縄で見た特攻隊員の手紙など、シリアスなことまでオープンに語ってみせ、“アシタもしもキミがいない…”で真摯な思いを伝えた後、最後はアンセム“シャナナ”。祭囃子から演歌、サンバ、ダンスホール・レゲエまでを横断するこの曲で会場は一気にパーティ空間へ。EARTH STAGEの温度を急激に上昇させて、彼女はステージを降りていった。(古川琢也)