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ステージ中央にはDJ卓が置かれているのだが、その下手にはドラムのターボ、上手にはギター木暮晋也が陣取ってプレイをスタートさせる。今年のHALCALIのステージは、なんとバンド・セットだ。キラッキラのキュートな衣装を身に纏ってユニゾン・ヴォーカルの歌からラップのマイク・リレーを聴かせてゆくHALCAとYUCALIは、オープニング・ナンバーの“マーチングマーチ”からフロア一面のスウェイを煽る。続いてはダイナミックなギター・リフから“桃源郷”だ。ユニークに展開してゆくコーラス・パートが楽しい。「あと4時間ほどで年が変わってしまうんですけど、やり残したことはないですか? あ、ありますね。なんかみんなヤベーって顔してますね。今日、みんなでやり切りましょう! 本邦3度目ぐらいの公開ですけど、新曲やります。フィーチャリング・MC Bose!!」と呼び込まれたのはMC Bose・フロム・スチャダラパーだ。エレクトロ・ビートが弾ける華やかなトラックが響いて三者三様のライミングが決まる新曲“Endless Night”。Boseもいつになくテンション高いぞ。バンドによるロック・サウンドも手伝って、やたら攻撃的な内容となった今回のステージは、TOKYO No.1 SOUL SETとの共演カヴァーでもお馴染みの“今夜はブギー・バック”までが繰り出されてオーディエンスが終始跳ね続ける、熱狂のダンス・フロアと化したのだった。(小池宏和)