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天真爛漫。この言葉がこれほど似合うグループもなかなかいないんじゃないだろうか。独自の視点からヒップホップとダンス・ミュージックの交差点でぶっちぎりの自然体さを発揮しているHALCALIの二人。この日もそんな彼女たちならではの魅力が爆発。1曲目の“サイボーグ俺達”で会場中をラジオ体操に巻き込んだかと思えば、“Twinkle Star”ではMOON STAGEをダンス・フロアに変え、“二福星”ではライムを繰り出してみせる。「MOON STAGEに登場! HALCALIでーす! HALCALIにとっては実は初のフェスでして、たっのしいーーーー! こんなに人が集まってくれて、嬉しいです。ありがとう」というMCの通り、フェス出演は初めてだったわけだけれど、そんなことはまったく感じさせない。その後も“日曜日よりの使者”を元ネタに使った“It’s PARTY TIME!”でピークタイムを作ったかと思えば、“若草DANCE”ではコール&レスポンスを生み出してみせる。最後にいつもと変わらぬ自然体さで「ありがと(笑)」という二人には余裕の貫禄すら漂っていた。(古川琢也)