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the telephonesの登場をヴィジョンが告げると、巨大なミラーボールがステージの頭上に降下。「カモ~ン、幕張! 死ぬ気で踊ろうぜ!!」と石毛輝(Vo,G,Synth)が呼びかけ、“D.A.N.C.E to the telephones!!!”が始まった。みんなのダンスのパワーによって、誇張でも何でもなく、本当にフロアが揺れた。そして、2曲目“DaDaDa”からはクライマックスだらけのダンス・タイムへ突入。石毛のハイトーン・ヴォイスとディストーション・ギター、青ラメのシャツを光らせて情熱的に踊りながらシンセやカウベルを操る岡本伸明(Synth,Cowbell,Cho)、グルーヴィーにフレーズをうねらせる長島涼平(B,Cho)、ダンス・ビートの申し子のような松本誠治(Dr)が、満杯の場内を熱い一体感で包んでいく。
7曲目“Wooo Hoooo”が終わったところで、ついにカウントダウンの時が近づいて来た。「今年はメジャー・デビューしました。収入が増えました(笑)。今何時か分かるかな?」と石毛が語っていると、いつの間にピンクラメのシャツに着替えてきた2010年仕様の岡本が登場。そして「10、9、8、7、6……」とみんなでカウントダウン。「0!」と叫んで2010年を迎えた瞬間に大量の銀テープが場内に打ち上げられたのだった。歓声を上げるお客さんに向かって「来年CD出します! あっ、今年だ(笑)。ミニ・アルバムが出ます。さて、新年一発目は、新曲をやる。馬鹿みたいに踊れる曲だ!」と石毛が嬉しいニュースを届け、スタートしたのは“A.B.C. DISCO”。そして“Monkey Discooooooo”“Urban Disco”と、ギラギラした直球ディスコ・チューンを連発。
本編は“LOVE&DISCO”で終了したが、まだまだみんな踊り足りない。アンコールの声に呼ばれて再登場した4人が届けたのは、叙情的なメロディが印象的な新曲“Re:Life”。こうしてthe telephonesによる2010年最初のディスコ空間は、華麗に締めくくられたのだった。(田中大)