いよいよ新年カウントダウン! 4日間にわたる祝祭の最終日、ヘッドライナーを務めるのは、武道館公演を大成功させたばかりのSuperfly! 色鮮やかなヒッピー風ドレス姿の越智志帆、いきなり“マニフェスト”の♪ブルースこそがマニフェスト~の高らかなシャウトでEARTH STAGEを瞬時に支配してみせる。パワフルなバンド・アンサンブルをものともせずに巨大な空間を飛翔するヴィヴィッドな歌が、“恋する瞳は美しい”では数万人の腕を大きく左右になびかせ、幕張メッセを歓喜の大草原に変えてみせる。続いて鳴り響くピアノのイントロに、ひときわ大きなざわめきが湧き上がる。Superflyにとっても「60年代オールド・ロック風音楽」から「日本のスタンダード」へとステップアップするきっかけとなった名バラード“愛をこめて花束を”だ。その類稀なる歌唱力と熱いヴァイブに誰もが心地好く身を委ね、「幕張、元気?」のコールにEARTH STAGEも割れんばかりの歓声で応える。「こんなたくさんの人と年越しを迎えたことがないんでね、今日はとても楽しみにしてました! 最後までよろしく!」と、“ハロー・ハロー”“My Best Of My Life”とスロウ・ナンバーを続けて披露した後は、ソウルフルな“How Do I Survive?”から“誕生”“Alright!!”へとロック・ナンバーを畳み掛け、ステージの両袖まで駆け回り歌い踊りながら「まだまだ踊れる?」とフロアを煽り、会場の熱気のギアをぐんぐん上げていく。何より、1曲ごとに温度を増す越智志帆の歌のとてつもないエネルギー! “嘘とロマンス”ではオーディエンスの頭上に無数のタオルがぶん回り、“Hi-Five”ではEARTH STAGEを大ジャンプで揺らし……と息つく間もない興奮の応酬の間に、気づけば2009年も残り2分に! 「私、カウントダウンってやったことないからね、もしミスったら笑ってください」と微笑みつつMCで2009年の活動を振り返っている間に、ディスプレイに「60」の文字が。「よっしゃ、カウントダウンするよ!」の声とともに「10、9、8……」と数万人のカウントダウンの声、声、声! そして「0!」とともに飛び出す銀テープ、吹き上がる火の玉! 「2010年! おめでとう!」の志帆のシャウトから雪崩れ込んだ2010年一発目のナンバー“Dancing On The Fire”で燃え上がる火の玉以上に熱い歌を響かせ、ひときわ大きく幕張を揺さぶってみせる。「みんなー! 2010年も最高の年にしてねー! サンキュー、COUNTDOWN JAPAN! 今年もよろしく! 最後に、みんな一緒にジャンプしよう!」と、EARTH STAGE一丸の大ジャンプ! 最高の歌と一緒に迎えた、新しい年の最高の幕開けだった。(高橋智樹)
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