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「今年は『Superfly』というアルバムをリリースして、2回もツアーをやって、たくさんのお客さんと出会えた充実した1年でした!」と本人が壇上で総括していたとおり、2008年、誰よりもハイ・ジャンプを決めたニュー・フェイスはこの人と言って異論はないだろう。そう、昨日の幕張EARTH STAGEをパワフルに揺らしたSuperflyが3番手としてPLANET STAGEに登場だ。その姿をひと目見ようと早くから大勢のオーディエンスがスタンバっている。

満場の歓声を浴びて、勢いよくステージに飛び出した越智志帆。ヒッピー・ライクな愛らしい70'sファッションに身を包んで、“How Do I Survive?”、“Ain't No Crybaby”と大陸的なロック・ナンバーを畳み掛ける。どこまでも伸びるその歌声は実にエネルギッシュ。些末な悩み事なんか全部ふっ飛ばして、盛大なるシンガロングを沸き上がらせていく様はデビューしてまだ1年半のアーティストとはにわかに信じがたい堂々たる貫禄を備えていた。「うわぁ、後の方まで集まってくれて本当にありがとう!」と満面の笑みを浮かべて、ヒット・ソングを惜しみなく放出。最後に届けられたアンセム“愛をこめて花束を”での万感の歌唱は、胸を震わせてやまないほど本当に感動的なものだった。